「つくりつけの家具で救われる」

福岡県西方沖を震源とする地震(平成17年3月)

つくりつけの家具で救われる
~倒れるかと思った高層マンション~

(福岡市 50代 男性)

私の家は、9階建のマンションの最上階です。地震が起きた時は、まず体験したことがない揺れでしたので、「あ、このマンション倒れるな」とふと思いました。それから、子供が家に居たので、無我夢中で子供部屋を見に行きました。

うちは幸運にも、4、5年前にリフォームをして、家具を全部「つくりつけ」にしていましたので、タンスが倒れることもありませんでした。隣の家に行ってみると、棚の上のテレビは落ち、大きな家具は倒れ、金魚鉢も見事に割れていました。

家具を「つくりつけ」にしたのは、地震を意識していたわけではないんです。収納力がアップするし、見栄えもいいという、ただそれだけの理由でした。

今回の地震で、つくりつけの家具 と後置きの家具がこんなに違うんだということを実感しました。ほんとうに、たまたまでしたが、ラッキーでした。

※つくりつけの家具とは、取り外しのできない、壁などと一体化して作られた家具のこと。

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