前線による大雨(平成24年8月)
旧村の地域に呼びかけボランティア~高齢者多く無理せず半日作業も~
(宇治市 80代 男性 地区役員)
被災後、自治会で救援ボランティア活動をしました。「被害にあってないところで元気な人は全員出てください」と呼びかけたら、たまたまお盆休みだったこともあり、若い人がずいぶん来てくれて、延べ371人の自治会員が復旧作業に取り組んでくれました。
もともとこの地域は旧村ですから、80になっても90になっても、何々ちゃん、何々ちゃんの関係なんです。「何々ちゃんとこ今大変だから、行こう」と、ダーッと行くといった具合。ただ、高齢者が多いため、午後はもう体が続かないということで、だんだんと午前中だけの作業に変えていきました。
半分いなかですからみんな家にスコップがあり、クワもあり、一輪車もあります。それらを全部持ってきてもらい、泥水や床下の土砂の排出とか畳や家財道具の処理などをしてもらいました。
泥んこになって床下の土砂をかき出す住民のみなさんの姿を見て、地域が一心同体になったと確信でき、涙が出るほどありがたかったです。
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