「恐かった近所のおばちゃんに「がんばりや」と言われて奮起」

阪神・淡路大震災(平成7年1月)

恐かった近所のおばちゃんに「がんばりや」と言われて奮起

(神戸市 50代 男性)

中学生のころ、内緒で繁華街に行ったりすると、かならず近所のおばちゃんが見つけるわけですよ。で、親に言いつけるんですね、「行っとったで」と。そうしたら、必ず親に怒られますよね。だから、まあ、今の言葉で言うと「うざい」存在でした。

でも、今だったらわかるんですよ。そうやって皆さんに監視され、守られていたということがね。やっぱりそういう結構濃密なご近所関係というものがあったから、地震後の復興にもプラスになったんじゃないかなっていう気がします。

子どものときに怒られたおばちゃんらに、地震の後は「頑張ってや!」って声かけてもらったり、時にはビールを差し入れてくれたり。この町の復興の区画整理がうまく進まずに、いったん凍結となったとき、近所のおばちゃんから「あんたら、しっかりしいな!」とハッパをかけられました。一人前に見てもらったって感じて、うれしかったですね。そういう関係があるから、いまもこうやって、まちづくり活動をやっているんでしょうね。

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