平成16年台風第23号(平成16年10月)
隣町の泥かきボランティアに参加
(福知山市 50代 男性)
休みの日に、隣町にボランティアに行きました。駅の裏側の広場で受付をすませると、スコップやらを渡され、車に乗り込みました。5人ぐらいが1組になって、1軒の泥かきをするのですが、とにかく泥、泥、泥。半日、ただひたすら泥出しを続けました。
親戚から何からみんな来て、畳を上げて、床下に入り込んでいる泥を外に出すわけです。それを見ながら、私は、「これはいつ乾燥するのかな」、「ふたをしてしまったら絶対乾かないだろうな」と思いました。
案の定、翌年の春になってもまだ、あの辺の家は戸を開けて乾燥させていました。いったん水がつくと簡単には元に戻らないから、非常にやっかいなんです。
「こんなものが毎年来とったらたまらんな」と、改めて災害に対する備えの大切さを実感しました。