「避難者対応に栄養士さんが大活躍」

平成12年(2000年)有珠山噴火(平成12年3月)

避難者対応に栄養士さんが大活躍
~コンビニ弁当のメニューも考案~

(豊浦町 50代 男性 役場職員)

うちは、町の人口と同じぐらいの4000人の避難者を受け入れました。初めの3日間は学校給食センターとか、道の駅の厨房施設でつくったりしていたんですけど、やはり長期間の対応は無理なんですね。

それで、民生課の女性部隊が栄養士さんと相談して、まとめてコンビニ弁当を注文しましょうという話になったわけです。町内にコンビニはなかったのですが、お願いしたら運んでくれたんですね。でも1週間以上たつと、やっぱり「野菜が食いたい」とか、「緑黄色野菜を」とか、「たまにはつゆ物が食べたい」とか、そういうことが希望として出てくるんですよね。

そこからがうちの栄養士さんたちの頭のいいところと言ったら変だけど、カロリーのバランスを考え、野菜などを取り入れたいろいろなメニューを作って、町の方からコンビニへ注文書を出すようになりました。

最終的に避難所を閉じたのは6月10日。「これ、栄養士学会でも発表したら」なんて言ったほど、栄養士さんたちはよくやってくれたと思いますね。

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