「九州から来たボランティアの結婚式に北海道から参列」

（伊達市 60代 男性）

ボランティアセンターを立ち上げた直後から、昼も夜もひっきりなしに全国からの問い合わせ電話が鳴り、受け入れ体制もできていないうちからボランティアの人たちが来るしで、現場は大混乱になりました。それでも、阪神・淡路大震災を経験しているボランティアたちも来てくれたので、その人たちの知恵をかりて、ああだ、こうだと言いながら、準備を進めました。

「はい、あなたはこっちに行ってください」、「あなたはあっち」と、我々はコーディネーターのつもりでしたが、言われた方も何が何だかわからないで現地へ行って、大変だったろうと思いますね。一応、活動が終わって夕方に帰ってくると、今日の活動はどうだったかと必ずミーティングをやりました。そのミーティングで情報を得て、次の日の活動につなげていったことは、まあまあよかったのかなと思います。

あの時一緒に活動した人たちとは、同じ釜の飯を食った間柄というか、今も手紙のやりとりなんかがあって、「本部長、来てください」と九州から来たボランティアの結婚式に呼ばれたときは、やっぱり嬉しかったですね。