「電気を届けられないなら、それに代わる物資を」

山陰地方の大雪(平成22年12月~23年1月)

電気を届けられないなら、それに代わる物資を
~支援班がストーブや灯油を届ける~

(松江市 50代 男性 電力会社社員)

平成23年1月1日の早朝に停電した特別養護老人ホームから、「入所者が大部屋に集まり、湯たんぽで暖をとっている。高齢の方々の体調が心配なので、何とかしてほしい」という連絡を受けました。そこで、私どもの支援班がストーブや灯油を用意し、運ぶことにしました。これらの物資は、ホームセンターでも品切れでしたが、なんとか調達することができました。

しかし、物資を運ぶのが、また大変で。施設の近くまでは車で行けたのですが、最後の約200メートルの上り坂は、社員が荷物を担いで上りました。

停電の復旧まで丸1日かかったので、施設のみなさんから喜ばれ、後からお礼の電話や手紙をいただきました。

お客さまの身になれば、いつ復旧するかわからない状態は不安です。特に、高齢者がいる施設ではなおさらです。こうした対応をすべてのケースにできるわけではありませんが、精いっぱいのことができてよかったと思います。

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