「声かけや水配りで安否を確認」

山陰地方の大雪(平成22年12月~23年1月)

声かけや水配りで安否を確認
~非常時に心強い、ご近所さんの存在~

(松江市 60代 女性 公民館長)

公民館長をしていますので、1月2日から公民館に来ていましたが、除雪依頼の電話や停電、断水の電話がジャンジャンかかってきました。雪が深くて行けないような場所でも、電話で状況がわかったり、安否確認ができればいいのですが、電話が不通な所や携帯電話を持っていない人とは連絡がとれず、なかなか全体を把握することができませんでした。

非常時には、隣近所の人同士で安否確認をすることが大切です。雪かきに出てきていないお宅には、声かけなどをしていました。また、断水している地域には背負子(注)で水を運びましたが、水を配りながら安否確認をしました。孤立感が深まる中、自分たちのことを認識してくれていることが、大きな安堵感に繋がったのではないでしょうか。

私の家の隣に透析を受けている人がいまして、うちの息子が雪のデコボコ道を車で病院まで送っていったということがありました。今回の雪害では、ご近所さんを心強く感じた人が多かったのではないでしょうか。

(注)背負子(しょいこ):荷物を背中に背負って運搬するための竹などで編んだ籠のこと。

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