山陰地方の大雪(平成22年12月~23年1月)
過去の大雪ではなかった倒木被害
~里山の整備が急務~
(松江市 60代 男性 自治会長)
大晦日は大雪で、元旦には私が住む平地でも40センチメートルくらい、山の方では80~90センチメートルくらい積もっていたようです。湿った重い雪で、木々にすごく着雪していました。
昭和46年2月に豪雪がありまして、松江市市街地でも80センチメートルの積雪を記録しました。その時と降り方が似ていましたね。ただ当時との違いは、里山の手入れが十分になされていなかったことです。夜中にバーンと大きな音がして、朝になって見てみると、直径30センチメートルくらいの木が根っ子から倒れているんですよ。もう景色が一変するくらい、あちこちが目茶苦茶になっていました。100本近くの竹が折れ、道路をふさいだ地区もありました。倒れた木や竹は、チェーンソーを持ち寄り、住民で片づけました。
豪雪の被害を少なくするためには、日ごろから里山を整備しておくことも重要ではないでしょうか。地権者のかたにも気をつけてもらわなくてはなりませんね。また、そのための道具の確保も必要です。