「停電と断水も工夫で乗り切る」

山陰地方の大雪(平成22年12月~23年1月)

停電と断水も工夫で乗り切る
~石油ストーブ、カセットコンロ、湯たんぽ、山の水が大活躍~

(松江市 60代 女性 公民館長)

12月31日の朝、近所のかたから「お宅は電気きてる?」と聞かれました。周辺はどこも電気がきてなくて、電力会社へ電話することにしました。しかし、いっこうに繋がりません。みんなで何十回とかけ、やっと繋がりました。電力会社も、こんな事態は想定してなかったと思います。

その日から1月3日の夜7時ごろまで、4日間停電しました。うちはオール電化なので、電気がないと、お正月準備もできません。31日の夜は、深夜電力で温められたお湯が使えましたが、それ以降は使えませんでした。

納屋から石油ストーブを捜し出してきて、お湯を沸かして湯たんぽで暖をとったりしました。カセットコンロも使いました。お正月前で、たくさん買い物をしていたので助かりました。

断水もしていたので、トイレに流す水は山から水を汲んで使いました。ただ凍りついていたので、溜めるのが大変でした。コンビニで何でも買える時代ですが、今回の経験で、工夫することの大切さを実感しました。

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