平成22年梅雨前線による大雨災害(平成22年7月)
1階のお年寄りはゆっくり2階へ
~情報収集して早めの判断~
(山陽小野田市 60代 女性 保健施設経営)
その朝、デイサービスの方の迎えの車から水が出て走れなくなったという報告がありました。急いで確認に行くと、近くの川が今にも氾濫しそうな状態でした。で、デイサービスはお休みということにしました。
施設の1階には、グループホームの2ユニットの18人の方だけが住んでおられるんですけど、ゆっくり朝食を食べていただいてから2階の方へ移動していただきました。スタッフもついて、いつものように食事も出せましたので、歌を歌ったりして、階下が大ごとになっているのも分からずに過ごされていたと思いますよ。
落ち着いてそういうことができたのは、前の晩から気象台や市の危機管理室との連絡をずっと続けていて、「これはもういけない」という思いが強くなっていて、判断がし易かったからだと思います。
県の防災メールも施設の主要なパソコンや私の携帯電話に入るように設定しておりまして、川の水位情報なども入るようになり、役に立ちました。
近くの川が氾濫したのは想定外でしたけれどね。