平成22年梅雨前線による大雨災害(平成22年7月)
経験踏まえ、復旧業者を早めに手配
~従業員のケアも忘れずに~
(山陽小野田市 60代 女性 保健施設経営)
昨年は水が入ってから復旧業者等の手配をしましたので、どこも引っ張りだこで、連絡が1分でも遅れると順番がだいぶ後になるということで、施設の復旧も遅れました。
その経験がありましたので、今年は水が引かないうちに皆スタンバイの状態。水が来る前から「これは来そうだ」ということで連絡を入れ、待機してもらっていましたから、すぐに復旧作業にとりかかってもらえました。
それから、従業員の皆さんには、2時間おきぐらいにロビーに集まって手を休めてもらい、復旧作業が続いて疲労がたまっていないか、ご自宅の被災状況はどうかといったことを確認し、「残れる方だけ残ってください」というかたちにしました。
このやり方は従業員に無理をさせないという点で、とても優れたやり方だと思いますね。早く業者さんの手が入ったこともあって、手際良く片付けが進み、休業は当日と翌日の復旧作業の2日間だけで、その次の日からは営業を再開することができました。