「土のうが必要になるなんて夢にも思わず」

平成22年梅雨前線による大雨災害(平成22年7月)

土のうが必要になるなんて夢にも思わず
~今までの経験が裏目に~

(山陽小野田市 50代 女性 菓子店経営)

それまでは徐々に徐々にという感じだったんですけどね。目に見えて水が増えてきたのは、ほんの5分か10分ぐらいの間でした。で、「仕方ない。避難しようか」って感じで、近所の高台にあるお宅に避難させてもらいました。

水がヒタヒタと店の方に押しよせてきた時には、「こういう時は土のうが欲しいね」って本気で話をしていました。

昨年、川向こうが水に浸かった時でもうちの方は大丈夫だったし、今までそういう危険を感じたこともなかったので、土のうが必要になるなんて夢にも思っていませんでした。だから、店に水が浸入するのを防ぐ手立ては何もありませんでした。

「万一水害になったら、物なんかに執着しないで、命だけ持って出たらいい」としか言えませんね。本当に水はあっという間にやってきますから、一人暮らしのお年寄りを誰がどこに避難させるかは、前もって決めておくようにしなければいけないと思いますね。

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