「学校中にあかり付け、地域の目印に」

平成12年(2000年)鳥取県西部地震(平成12年10月)

学校中に明かりつけ、地域の目印に

(鳥取県 日野町 60代 男性 学校関係者)

地震後に校庭を開放しました。周辺の人が避難してきた時のための仮設トイレを設置してもらい、校庭を避難場所として使ってもらうことになったのです。校庭はボランティアの休憩場所や資材置き場にもなりました。

車に乗って、「今夜寝させてくれ」という人がやってきましたし、「家族が避難所におると聞いたけれど、ここじゃありませんか?」と、安否確認にくる人もいました。

そこで、一晩中、3階建ての校舎の全部の教室に電気をつけておくことにしました。明かりをつけておけば、「職員がおるんだよ」ということになるし、「誰でも来られた方には対応しますよ」というメッセージを伝えようということでね。

やっぱり暗くしていたら近所の人も来られないですよね。道路も大変な状況になっていて、どこに行っていいか分からない人たちの「灯台」になれたらという気持ちでした。

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