「仮設のご近所がシルバー人材仲間に」

平成12年(2000年)鳥取県西部地震(平成12年10月)

仮設のご近所がシルバー人材仲間に

(鳥取県日野町 70代 男性)

地震後しばらくして、仮設住宅に入りました。自分が昔役場におった関係で、「自治会長みたいなことをしとうせ」ということで、連絡用のビラを配ったり、みんなの意見を聞いたりという役目をしていました。

良かったのは、町中のものだけじゃなくて、農業をやっている生産者も入り混じって、仮設に入ったことですね。町のものだけじゃできないことも農家の人と一緒にやればわけなくできる。そういう気持ちで仲良く過ごせました。おかげで、仮設で知り合った人たちとは、シルバー人材センターの仲間として、今でも一緒に働いています。

ただ、新築して家に帰ったけれど、タンスに転倒防止のベルトをつけているかっていうと、悲しいかな、つけてない人が多いのです。うちはちゃんと転倒防止をしているし、あれから10年になりますが、毎年ナップサックの中のものを取り替え、それを背負って訓練に参加しています。地震の恐ろしさを忘れてはいけないと思いますよ。

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