「災害時にも必要だった女性の視点」

平成11年台風第18号(平成11年9月)

災害時にも必要だった女性の視点

(宇部市 60代 女性)

被害にあったおばあちゃんのところに、ボランティアの方にやっと来てもらったんです。でも、そのおばあちゃんは、結局見てもらいたくないものがあるのか、「女性のボランティアの人に来てほしい」と、こう言われたんです。

で、市のほうに行ったら、女性のボランティアの人は今はおらんと言う。仕方がないので、市の福祉課に電話して、「ばあちゃんが困っているけん、相談相手になってくれんかね」とお願いしました。

やっぱり女性の視点が要るというのは、今どこでも教えられていますよね。部屋の押し入れを片づけてもらう時にも、女性の物や何かがあるから男性では困る。だからと言って、女性の力ではモノを運びきれないという矛盾がありました。

また、災害で避難した女性が着替えをする場所を確保するとか、女性への配慮が必要だということもこれから啓発して欲しいと思っています。

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