平成21年7月中国・九州北部豪雨(平成21年7月)
やっていたのは川の洪水対策
~土砂災害は予測せず~
(防府市 60代 男性)
地域を一級河川の佐波川が流れているのですが、あの日もちょっと水が増えているかなといった程度でしたし、水害のことなんて全然頭にありませんでした。昭和26年に氾濫して大きな被害が出て以来、堤防を高くしたり、ダムをつくったり、対策はできていましたから、「よほどのことがない限り大丈夫」という気持ちでした。
ところが、今回、それとは関係ないところで土石流が発生してしまったのです。
最近は、雨が降るたびに昔採石場だったところから赤い水が出ていたので、「どうなっとるのかな」という懸念は少し持っていましたが、それが原因でもないようです。
とにかく、今回被害にあった老人ホームも避難場所に指定されていたぐらいですからね。こんな大規模な土砂災害が起こるなんて、誰も予想できなかったと思いますね。
自然の力の大きさをあらためて思い知らされました。