「被災情報をまとめて役所へ向かう」

平成13年(2001年)芸予地震(平成13年3月)

被災情報をまとめて役所へ向かう
~子供の安否はさておき~

(呉市 50代 女性)

地震のとき、私は1階におりまして、いろんなものが棚から落ちてきましたが、柱を抱えて揺れが収まるまで立っているのが精一杯でした。しばらくすると、裏に崖がある家の人から「大変!崩れた!自治会長さん来て!」という電話があったので、地図とカメラを持って出かけました。電話をもらった家にたどり着くまでにも、被害にあった家がたくさんあって、瓦が落ちているとか、地盤がどうなってるとか、そういうのを全部メモしながら、現場写真を撮って行ったんです。

調査から帰ったときに、「そういえば、うちの家族はどうしたの?」と、子供のことを思い出しました。夫は地震のときに家にいたのですが、子供二人は出かけていて携帯もつながらなくて。4時間ぐらいたった夜の19時半ころですかね、娘が広島のおばあちゃんのところに泊まると連絡してきました。息子とは連絡がまだだったんですが、「まぁ、大丈夫やろ」と思って、20時過ぎくらいに、地区の被害情報をまとめて役所に向かいました。その日はとりあえず、ブルーシートと土のうをもらって帰りました。

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内閣府政策統括官(防災担当)

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