災害ボラセンは1日にしてならず

長岡市の大雪(平成22年度冬期)

災害ボラセンは1日にしてならず

長岡市 40代 男性 団体職員

災害ボラセンは1日にしてならずのイラスト
インタビュー日:2012年10月4日

2004年の新潟県中越地震に際し、長岡市内では様々な団体がそれぞれの分野で活発に活動しました。が、団体間の連携や情報共有はあまりなかった。そこで2010年4月に発足したのが「被災時対応検討会」。次に何か起きたときによい形で協力し合えるように、各種団体が集まり月1回ペースで勉強会を始めたのです。

メンバーはそれまで被災地に駆けつけては自主的に活動してきた人材ばかりを集めたこともあり、議論は濃密かつ建設的でした。「詳細なマニュアルを作成しても災害は多様で想定外の事態が必ず起こる。ならば基本的な考え方と初期対応手順だけを決め、細かいことはその都度判断しよう」という結論に至ったのも、災害現場をよく知る私たちならではだと思います。

そろそろ実地訓練をしたいと考えていた矢先の2010〜2011年冬、長岡は「平成23年豪雪」に見舞われます。社会福祉協議会の合図で「長岡雪害ボランティアセンター(ボラセン)」を設置したのは計画通り。公設民営・共同運営方式のボラセンですから、拠点の確保など活動がしやすく、かつ機動力があります。

このボラセンのベースは言うまでもなく被災時対応検討会での顔の見える関係です。非常時対応は平時の活動がベース。活動を通して、強くそう実感しています。

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