雪国の知恵に感心

長岡市の大雪(平成22年度冬期)

雪国の知恵に感心

長岡市 30代 男性 復興支援員

雪国の知恵に感心のイラスト
インタビュー日:2012年10月4日

地域復興を主な事業とする法人の職員として、山間部の暮らしを見直し、産業活性化などを行う活動の支援にあたっています。仕事で山間部の集落を1軒1軒訪ねることなども多く、冬にはその雪の深さに絶句します。また、雪室で食料を保存する、消火栓を高い位置に設置する、雪国体験ツアーなどで県外の人々と交流するなど、その雪をものともせずにいきいきと暮らす地元の人々の知恵にはいつも感心させられます。

復興支援の仕事を始めて5年になりますが、雪で困るかどうかは雪の量より環境によることを実感しています。大雪が降ると困るのは、公道のある山間部よりも、むしろ私道の多い地域や、都市部などのようです。都市部はさほどの大雪でなくても流雪溝が詰まったり、除雪した雪が高く積み上げられて視界が妨げられたり道路が狭くなったりと、思いのほか大変です。

大都会では数センチの雪が積もっただけで都市機能がまひしかねないと聞きますが、山間部の集落の人々はかなりの豪雪でも難なく切り抜けます。それは日ごろからの備えが万全だからでしょう。雪害を想定した対策が必要なのはむしろ都市部なのではないでしょうか。

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