長岡市の大雪(平成22年度冬期)
「大地震+大雪」からも復活!雪国の力強さ ~築100年の家で万全の備え~
長岡市 70代 男性 錦鯉(にしきごい)養殖
インタビュー日:2012年10月4日
世帯数14、人口50人足らずの、中山間部の小さな集落で暮らしています。我が家は築約100年。2004年の中越地震のときは、この家が傾いたところに雪が降り、全壊の判定を受けたのですが、その後、大工など仲間を集めて修理し、今も不自由なく住んでいます。
集落には高齢者も多いのですが、親せきの手伝いなど雪対策はそれぞれしているので、大雪に対する不安は皆、さほど強くないと思います。我が家も60代の妻と2人暮らしですが、雪で困ったことは特にありません。
私たちの暮らす集落のような豪雪地帯では、多くの家庭に小型除雪機があるし、田舎ですから、雪を捨てる場所もたくさんあります。冬は夫婦で毎日のように除雪作業をし、大量の雪を家の下を流れる川に流します。
現在は室内用防災無線も完備され、何もなくても無線が1日3回流れるシステムになっていますので、災害時の情報もしっかり受け取れます。養殖の鯉(こい)を守るために発電機も完備しています。こうした日ごろからの備えがあれば、かなりの豪雪もへっちゃら。備えあれば憂いなしというわけです。
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