「小学校へ避難途中に福祉施設へ緊急避難」

東海豪雨(平成12年9月)

小学校へ避難途中に福祉施設へ緊急避難

(名古屋市 80代 男性)

夜中の1時半ごろ、パトカーが「避難してください」って、サイレン鳴らしながら来て、飛び起きました。

いつも自分の住む地域が低く堤防が切れたら水没するなと思っていたものだから、「ともかく2階以上の場所へ避難せにゃいかんな」と。避難場所は小学校になっているんですけど、一緒に生活していた障害者の息子を車椅子に乗せて、自分も経営に携わっていた近くの福祉施設に行きました。その時はまだ施設内に水は入っていませんでした。

灯りをつけ、ドアに鍵をかけずにいたら、南へ避難する大勢の人たちが、水がどんどん下から上がってくるので、たまらず施設の中に避難してきました。50人位いたと思います。

施設は、1メートルはいかなかったけれど水に浸かりました。避難された方たちが施設内のものを全部テーブルに乗せるのを手伝ってくれました。

とにかく水の勢いがすごく、ドラム缶なんかも流れてきたほどでしたから、通りがかりの人たちが緊急的に施設に避難されたのは賢明だったと思います。

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