「「ひまわり」の雲画像見て異変気づく」

平成20年8月末豪雨(平成20年8月)

「ひまわり」の雲画像見て異変気づく
~魚釣りの趣味活かし~

(額田郡幸田町 50代 男性)

いったん注意報になっていた大雨洪水警報が再び発令された時、私は役場から帰って自宅にいました。雷が鳴り始め、気象庁のホームページで「ひまわり」 の画像を確認しました。

すると、いつもは西の方から順に雲が流れてくるのが、すぐそばの南の海側から雲がぽっとわき上がっているようでした。「ちょっとおかしいな、こういう動きの雲は今までない」と思って、すぐ第一次非常配備を決めました。趣味で魚釣りをやっていて、船やボートに乗るので、よく「ひまわり」の画像や天気図を見ていたので、雲の形がいつもと違うことに直感的に気づいたのです。

役場に来て本部を立ち上げているうちに、みるみる雷と雨が強烈になって、参集してきた職員は、「ものすごい土砂降りで、とても来られるような状況じゃなかった」と言っていました。川の水位も、普段なら50センチ上がるのに30分から40分かかるのが、10分ぐらいで上がってしまいました。この地域だけ土砂降りだったんです。

あれは異常な雲のわき方でした。あれ以降、気象台へ雨雲の状況などを直接聞くようにしています。気象台からも、何でも電話をして下さいと言われました。それまでは、情報でこの辺は危ないですと言われても、文字の中身までは見通せなかったですが、電話で確認できると判断に間違いがないですね。

※ひまわりとは、気象観測を行う衛星の愛称。気象衛星からの画像は気象庁のホームページに掲載されている。

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