「本社役員の家から「土のう積んで」とSOS」

平成18年梅雨前線による豪雨(平成18年7月)

本社役員の家から「土のう積んで」とSOS

(諏訪市 50代 男性)

水害対応で本社に待機しているときのことですが、諏訪湖の近くに住んでいる役員から連絡がありまして、「外へ出られないから、土のう を積みに来てくれ」と頼まれました。玄関まで水がついている状態だというので、「床上に流れ込むのだけは、とにかく防がなければ」ということで、会社の車に折りたたみ式のリヤカーと土のうを乗せて向かいました。

途中までは会社の車で行けたんですが、あとはリヤカーを引いて水のところをジャブジャブ歩くしかなくて。一部、リヤカーが浮くような場所もありましたよ。

ほかの役員の中にも、自宅の周辺に避難勧告が出て、一時的に避難所にいかなければならないような状態もあったものですから、こういうときの経営陣の対応をどうするかも考えておかなければと思いましたね。

※土のうとは、布袋の中に土砂を詰めて用いる土木資材のこと。適宜、土砂を詰め、袋を縛り積み上げることで、水や土砂の移動を妨げることができることから、堤防の水止めなどに使われます。

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