平成18年梅雨前線による豪雨(平成18年7月)
出先事業所に伝わらなかった本社の被害状況
~なぜ休みと問い合わせ相次ぐ~
(諏訪市 50代 男性)
わが社は、県内にいくつも事業所をもっているのですが、それぞれ気象条件が違うんですね。本社の周辺は被害が大きかったので、臨時休業の判断をしたのですが、それほど被害のない地域の事業所からは、「なんで臨時休業するんだ」と、こちらの状況を理解してもらうのに時間がかかりました。
東京の人は、通常通り勤務していて、基本的に仕事中はテレビなんか見ませんから、「何だ、きょう珍しいな、だれも出ないのか」と思うくらいで、ずっと電話を鳴らしていたそうです。
「今、こういう状況です」と、本社の状況、周辺の国道、JRの状況をこと細かく電話で説明するしかなくて、一番苦労しました。
後から思えば、防災本部の組織の中には、広報とか記録のために被害写真を撮る担当がいますので、写真とかそういった情報を流していたら、早かったのになと思います。