平成18年梅雨前線による豪雨(平成18年7月)
避難者受け入れで大混乱
(諏訪市 50代 男性)
私は、ちょうどこの水害のときに公民館長をやっていたのですが、腰あたりまで水が来ていましたから、ボートに乗って、市の炊き出しやら、ホテルの炊き出しやらの対応に夜中まで町内をぐるぐる回っていました。トイレに行けないおとしよりがいたものですから、ボートへ乗せて、ホテルまで送って、トイレを済ませて送りとどけるというのもやっていました。
町内をあちこち回っていると、近くの避難所ヘ行ったおとしよりで、割り当て地域が違うからだめだと言われた人がいたので、そこまで濡れて一生懸命としよりが行っているのに、また腰までつかって別の避難所にいくなんて、そんなばかなということで、市のほうに抗議しました。
今までこんな大きな災害がなかったものですから、みんな混乱していて、市の職員の人たちも、疲れ切っていたんですね。そういった中で判断力も落ちてくるから、そこまで気が回らなかったと思うんですが、ちゃんとしたマニュアルとか、防災関係の教育をこれからしていかないといけないなと感じました。