「立入禁止でも危機感なく」

平成18年梅雨前線による豪雨(平成18年7月)

立入禁止でも危機感なく
~ズボンの裾まくり水の中を自宅へ~

(諏訪市 30代 女性)

当日は、会社から帰って、水害で浸かったあたりで飲んでいました。会社から帰る時点で大雨だという連絡はあったんですが、飲みに行くころには普通だったので出かけていました。家に帰るときには、既に50センチくらい水が上がっていて、道路一面は海原のような状態でしたが、ズボンをめくって、わざわざその中を帰ったんです。帰る途中、マンホールの周りに「危ない」という標識が立っていたのはとても印象強く覚えていますが、その時点では水が透き通っていたから、そんなに危機感もなく帰りました。

考えてみると、家って人が絶対帰る場所なんですよね。今、携帯で当時の写真を見たら、立入禁止って書いてあるんですよ。でも、私はそれを越えて家に帰っているから、人ってどんなに家が危ないときでも、家に向かってしまう習性があると思うんです。危ないときには、家じゃないところに行くという習慣をつけておかないと、すごく怖いなと思いました。

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