「「端数クラブ」のお蔭で募金活動もスムーズに」

平成19年新潟県中越沖地震(平成19年7月)

「端数クラブ」のお蔭で募金活動もスムーズに

(東京都 50代 男性 会社員)

一定の規模の災害に対して、会社としてできる貢献のレベルをある程度決めているんですが、社内に「端数(はすう)クラブ」というグループがありまして、被災地にお金を送ったりするときの事務局的な役目をしています。

そのクラブは1990年にできたのですが、しくみは簡単で、我々の毎月の給料の端数を、1口99円単位で、5口とか、自分で決めて応募すると、それを会社が自動的に給料から天引きして、クラブの口座に入金するというものです。

それから、会社が社会貢献の一環として、その天引きした額と同じ金額を足してくれますので、お金が2倍たまります。

日ごろからそういう運営母体があるので、大きな災害があったときの募金活動もスムーズにできますし、新潟県中越沖地震でもかなりの金額が集まったようです。

一概には言えませんが、モノをもらうと現地サイドでは結構迷惑なこともあるようです。だから、被害を受けたところには、お金を送ってあげるほうが現地での活用度が高いのではと思っています。様々な視点で考慮しながら対応を決めることが肝心ですね。

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