「工場復旧に一苦労」

平成19年新潟県中越沖地震(平成19年7月)

工場復旧に一苦労

(東京都 40代 男性 会社員)

時間の経過とともに、災害対応の中身は変わります。今回、わが社は、初めて生産拠点の工場が被災しまして、商品の製造がストップせざるを得ない状況になりました。

何と言っても関係者の安否確認、これが最優先なんですが、それが済むと、今度は、工場機能に、どれほど支障をきたしているのかというのが関心事になります。

その段階で、いろいろな切り口のリソース の供給が必要になるんですね。例えば、建設業者を入れて、工場の中を少し片づけないと、被害状況もわからないということですから、特定の業者さんとうまく連携をとって、社内にいる専門家を現地に派遣して、一緒に改修工事もやりました。

それから、原材料の供給については、ほかの工場から手配できるかなど、工場を管理・統括する組織で、会社全体をにらんで検討しました。やっぱり工場機能を復活させるのに、非常に時間がかかりましたね。

※ここで言うリソースとは、生産活動のもとになる物資、労働力などを指します。

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