「いざという時には危機管理のメンバーで判断」

平成19年新潟県中越沖地震(平成19年7月)

いざという時には危機管理のメンバーで判断

(東京都 40代 男性 会社員)

被災したグループ会社から、とにかく暑くてかなわんと、暑さで仕事にならないので、水道が回復してクーラーが作動するまで、できればスポットクーラー を100台ぐらい送ってほしいという意見がありました。しかし、それは1台何十万もするものなので、ちょっと難しいと。で、まあ、似て非なるもので、力は小さいけど、家庭用の少し冷たい空気が出る除湿器を兼ねたものをすぐ手配して、100台送り込みました。

そういうリクエストに対しては、一応リスク管理のメンバーで、応えられるかどうかを話し合いますが、会議体に諮って、役職者の決裁を受けてなんていうことはやりません。どうしても必要なものということならば、仮に会社のルールからはずれたものであったとしても、それを送ることが今回の対策の重要な部分だということを、あとで上司に説明すればよいという考えをみんなが持っています。もちろん、予算を念頭において。

権限というとちょっと大げさかもしれませんが、危機管理を担当する我々がそこを判断して、現地の要望ですから、やっぱり全面的にこたえたいということでかなりやってしまいますね。もちろん、上にはきちんと報告を入れます。

※ スポットクーラーとは、移動型の非常にコンパクトなクーラーのこと。スポットエアコンともいう。

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