平成19年新潟県中越沖地震(平成19年7月)
必要最低量の水を毎日被災地に
(東京都 40代 男性 会社員)
当時は暑い盛りで、電気や水道もストップしてしまいましたので、本社としては、まず水の絶対量を確保しようと思いました。で、現地の従業員の総人数から、飲料水と手洗いなどの生活用水にかかる1日当たりの必要最低量を割り出すと、500ミリリットルで、およそ5万5,000本になりました。
そこで、継続的に供給できる取引先を決めて、ほぼ毎日のように注文を出し続けたわけです。当初は、ミネラルウオーターのみ。その後、時間がたつにつれて、やっぱり甘味のあるものが欲しくなるだろうということで、ジュースや炭酸飲料水も送りました。
確かにコストはかかりましたが、結果として、簡易トイレを使用する際の洗浄も、そのペットボトルの水を移しかえながらやっていたということで、まあ、必要かつ十分というか、「水が足りない!」という声が聞かれなかったのが、非常によかったなと思いますね。