「厨房の漏水でヒヤリ」

平成19年新潟県中越沖地震(平成19年7月)

厨房の漏水でヒヤリ

(柏崎市 40代 男性 会社員)

被災後まず着手しなければならないのは、福利厚生面の復旧ですね。特に、食堂が使えなくなってしまいましたので、約1ヶ月の間、毎日600食から700食を手配しました。夏場で食べ物が傷みやすい時期でしたので、食中毒等にも神経を使いました。

主要な設備については、耐震対策ということで、揺れないようにしっかりと固定されていましたので、被害というのはほとんどなかったのですが、今回被害を受けた厨房の下の階にコンピューター室がありましたので、厨房の破損した配管から水が漏れてしまったのです。

かなりの量の水がコンピューター室に落ちてきまして、もしコンピューター機器に直接水がかかっていたら、3日で生産を開始することはできなかっただろうなと思います。他がすべて整っていてもネットワークというインフラのサービスの復旧がなければ操業は無理ですから。

これがきっかけで、耐水対策にも取り組むことになりました。

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