平成19年新潟県中越沖地震(平成19年7月)
蓄積される災害対応ノウハウ
(柏崎市 40代 男性 会社員)
天井のボードを落としたりする業務は専門じゃないとできませんから、いわゆる土建屋さんをとにかく最初に入れて、ある程度落としてから、落ちたものを片づける作業を従業員にやってもらいました。それも危険がないわけじゃないんですけれども、十分に注意した上でということでお願いしました。
総務としては、片づけ作業に必要なゴミ袋やバケツ、ブルーシートの準備はもちろんですが、断水で洗濯ができないので、毎日新しいものに取り替えられるよう、マスク、軍手、タオルなどは大量に用意しました。
初日に業者さんに何百人と入ってもらえたのは、やっぱり工務のほうで日ごろのいろいろなつき合いの中から、連絡が常にとれる業者というのをある程度把握していたからだと思います。
また、簡易トイレを50個用意したのですが、ちょうどあの時期は夏祭りなどのイベントが多く、大多数が押さえられているんですよ。ですから近隣の長岡市とかではまず無理だということで、すぐに新潟市の業者に電話をしました。
こういった段取りなんかは、先の新潟県中越地震の経験がベースになっていることは確かだと思います。