「スリッパではあぶない家の中」

平成19年能登半島地震(平成19年3月)

スリッパではあぶない家の中
~部屋の中は、どこもワレモノだらけに~

(輪島市 60代 女性)

私の家は「一部損壊」でしたが、うちの中はそこら中の物が倒れて、足の踏み場もないほどでした。

台所の食器棚は扉が開き、中の茶わんやコップがほとんど下に落ちて、床の上に踏み場もないほど散乱していました。

よく「防災グッズとしてスリッパを用意したほうがいい」なんて言いますけれども、ああいう時は、実際、スリッパなんて、とてもじゃないけど使いものになりませんね。カンタンにはぬげない、底の厚いしっかりした靴をはかないと足を切ってしまいそうだったから、家族みんなで家の中でも長靴やズックをはいていました。

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