「地区の防災体制は二重化対応」

（三条市 70代 男性）

災害時に人をどう確保するかというのは、どこも皆さん苦労しておられると思うんです。うちの地区がすみずみまで情報を伝えるのに苦労しないのは、地区の班長さんにも、防災の準委員のようなことをやってもらうからです。

とにかく、「情報を伝えるのは、きびきびとやってもらいたい」という話は新しい班長さんに申し上げていますし、また退任する方にも、その事を必ず後任の人に引きつぐようにとお願いしています。

だから、実際には、うちの町は約10班あるんで、10人の班長が防災委員として活動することになります。電話を使うより、班長さんの家に直接行って伝えれば、すぐに伝達してもらえるので、ほんとうにうまくいっていると自負しています。

狭い地域で、いつ役がまわってくるのか大体の方はわかっていますので、「今度は私の番ですか」みたいなもんで、「私は嫌です」なんていう方はおられませんね。