「ふだんからの声かけが災害時に生きる」

平成16年7月新潟・福島豪雨(平成16年7月)

ふだんからの声かけが災害時に生きる 

(三条市 60代 女性)

自分は今、民生委員 をさせていただいているんですが、市のほうからいろいろな指示が来たときに、「いや、おら、そんなとこ、嫌だから行かねえ」って言うお年寄りもいますよね。そうじゃなくて、「あんたの言うことだったら聞くから、おれも一緒に連れていってくれ」というような、信頼関係をつくっておくことが大切だと思います。

洪水で本当に水がどんどん追いかけてくる場合は、年寄りを置いて、自分が先に逃げるかもしれませんけれども、まず、地域のお年寄りの人たちに、安心して町内に住んでもらって、みんな助け合っているんだということをわかってもらえれば、「頼むね」「うん、任せてね」っていう、そういう信頼関係ができると思います。

普段からお宅を訪問して健康状態を聞いたり、心配事はないかとかいう話しをしておいて、自治会長さんとうまく連絡をとりあって、一緒に避難するという約束ごとをつくっておけば、みんな一緒に逃げられるって思いました。

※民生委員とは、社会奉仕の精神を持ち、常に住民の立場になって相談に応じるなど、社会福祉の増進に努めることを任務として、市町村の区域に配置されている民間の人です。また、民生委員は児童委員を兼ねています。

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内閣府政策統括官(防災担当)

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