「災害直後はツケで買わせて!」

平成16年7月新潟・福島豪雨(平成16年7月)

災害直後はツケで買わせて!

(三条市 40代 男性)

当時、ボランティアセンターとしては、あと払いで活動物資を買うわけなのですが、この金をどこから出すんだというようなことで、予算立てのないボランティアセンターの運営って、すごく不安なんです。今は、共同募金会の災害支援制度に基づいて支援資金を申請し、認められれば、300万円以内の交付を受けられるようになりましたが。

地元のホームセンターに行って、「お金がないので、ツケでスコップ100本とデッキブラシを売ってください」と言って、「決して怪しいものじゃありません」と同行のボランティアをやっている方の名刺を渡しました。そうしたら、店長が本社にかけ合ってくれて、通常の価格よりもなお3割ぐらい安くツケで売ってくれたんです。

活動の途中で市長に会って、「金が足りなくなったらどうすればいいのか」というような話をしたら、「足りなくなったら市が何とかするから思い切りやってくれ」という言葉をいただきました。結果的には、青年会議所 の青年部が寄付を呼びかけてくれたりしたので、お金は足りました。

※青年会議所は、40歳以下の青年経済人によって組織されるまちづくりとひとづくりの団体です。

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内閣府政策統括官(防災担当)

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