平成16年7月新潟・福島豪雨(平成16年7月)
水は山からやってきた
(三条市 40代 男性)
7月13日に川が決壊したのですが、あの年はカラ梅雨で、あんまり雨が降らなかったんですよ。ずっと雨が降らず、土が乾いているところに、バケツをひっくり返したように雨が降ったのです。急に雨が降ったために、土が水を吸わなくて、みんな表面に流れちゃって、それが排水溝に流れたためにひどくなったのではないかと言われています。
今思えば、その少し前、7月10日に三条市のこの地域でかなりの雨が降りました。13日は、主に川の上流、山のほうで雨がたくさん降りましたが、この地域で雨がひどかったのは、ほんの2時間ぐらいだったのです。
想像つかない場所で水がたまっていたのだと思うけど、私たちの目には見えない。こっちのほうはそれほどじゃなかったから、危機感が薄かったのだと思います。