令和元年東日本台風
機能したボランティアのコミュニティマッチング
40代 男性 社会福祉協議会職員
イメージされがちな災害ボランティアセンターは、受付があって、ボランティアさんが来て、被災者ニーズとマッチングして、送り出して、という形ですが、今回はとても多くのボランティアさんがいらして、スムーズな運営ができませんでした。災害ボランティアセンターの運営マニュアルがありましたが、そこまで大規模な被災は想定していませんでした。
区長さんたちが住民のニーズを把握し、どこの家にボランティアさんを入れなきゃと分かっていましたので、個人個人のマッチングではなく、区長さんと一緒に、区単位でボランティアさんのマッチングをしていきました。区単位で30人、50人ずつ送るといったやり方です。
このように、コミュニティマッチングをしていったというのが、今回の災害対応の大きな特徴だったと思います。区全体が全壊した地区では、多様なニーズを断らず、全部受け止めて、多くのボランティアさんに活動してもらいました。
住民の想いは、「ボランティアって何してくれるの?」から、「ボランティアってすごい、ありがとう!」へと変わっていきました。そこは大きかったと思います。