災害廃棄物の山が消え、地域の景色が変わる

令和元年東日本台風

災害廃棄物の山が消え、地域の景色が変わる

40代 男性 社会福祉協議会職員

私が災害ボランティアセンターの運営を担当した長野市北部エリアは、被災後、狭い道路の両脇に泥が置かれ、災害廃棄物が地域を埋めつくし、絶望的な景色でした。

住民の皆さんが前を向いていくきっかけは、11月の3連休だったと思います。人口2,000人のその地区に、3,000人以上のボランティアさんが入ってくれました。ゴミの運搬に使える軽トラックで駆けつけたボランティアさんもたくさんいました。

災害廃棄物の山が消えていくんですよね。

ボランティアの大集団が一日の活動を終えて帰っていくところに、ちょうど西日が差し込んでいて、瞬間、地域の空気が変わったように感じました。

住民の皆さんには、不安とか焦りとか、復旧がなかなか進まないことへの怒りがすごかった部分もありました。でも、地域の景色が変わり、そこから、ボランティアさんへの感謝の言葉とともに、「希望の光が差して来た」といった言葉が出てきたのです。

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