避難所の中に子ども達の居場所をつくる

令和元年東日本台風

避難所の中に子ども達の居場所をつくる

70代 女性 ボランティア

私は拠点型子育て支援施設を運営しています。被災後、職場に来て最初に思ったのは「今、子ども達はどうしているんだろう」ということでした。

避難所の中に子ども達が安心して過ごせる居場所があれば、保護者の方も自宅の片付け作業に専念できるのではと思い、避難所に入って子どもの一時預かり等の支援をすることにしました。

子ども同士で、「僕、ランドセル流しちゃった」、「そうか、僕は2階に上げておいて良かったよ」、「うちは車の中で生活しているんだ」とか話しているのを聞きながら、私達スタッフはそれに対して質問したりせずに、「そうだったんだね」と心の中で思いながら対応していきました。

避難所が閉鎖されてからも、公民館などでの一時預かりを継続したほか、親は家を再建するのに一生懸命で子ども達を遊びに連れて出られなかったりするので、夏は山に行ったり、冬は善光寺の宿坊に泊まったりといったリフレッシュプログラムを実施しました。

保護者の方からは、「子どもは雨が降ると、とても怖がっています」というような話と共に、「避難所での生活が楽しかったと言っていますよ」という声をいただきました。

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内閣府政策統括官(防災担当)

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