家の階段を上がってくる水に唖然

令和元年東日本台風

家の階段を上がってくる水に唖然

60代 男性 醸造場社長

防災無線等で頻繁に避難勧告が来ていたのですが、自分はその段階でも避難せずに、水位が上がってきたら食料がないと困るから握り飯とカップ麺を持って上がろうとか、水が押し寄せてきたらビデオを撮らなくちゃいけないなとか、ライフジャケットも持っていこうなど、妙なところで可笑しいくらい冷静でした。

夜中の12時くらいから越水したのかサーっという音がし始め、3時過ぎからゴーっという音に変わり、4時になると階下のガラス窓が割れる音がして、『これは決壊したんだな』とわかりました。

その時には電源も落ちてしまって、周りの状況がよく分からなかったのですが、目視できる範囲では、1階の屋根の近くまで水が来ているような感じでした。

サーっという音がゴーっという音に変わった時、『これは現実の事なのか?』と。そして、薄暗い中、家の階段の上から7~8段目とだんだん水が上がってきた時に、初めて、とんでもない事が起きている、現実なのだと思いました。

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