地震のあとは災害とつなげて洞爺湖をガイド

平成30年北海道胆振東部地震・全道停電

地震のあとは災害とつなげて洞爺湖をガイド

40代 男性 自然ガイド

私は洞爺湖でのカヌーやトレッキングのアウトドアガイドと、野生動物調査の仕事をしているのですが、地震の夜は環境アセスメントに使う鳥類調査のため、山の中で寝ていて、地震に気づきませんでした。スマホの着信履歴で家族からの連絡を知り、地震があったというので、「水をためておけ」と言ったのを覚えています。アウトドアを仕事にしているので、キャンプ用品が家に色いろとあり、そこまで心配はしていませんでした。

朝、車で20-30分のコンビニへ食事を買いに行ったら、電源が落ちていたぐらいで、買い物はできました。当日も調査を続け、翌日、信号があまりない裏道で家に帰ってきました。家に帰り、家族からは「停電が不便」と言われたぐらいでした。

帰った翌日にカヌーガイドの仕事が入っていましたが、停電でお客様の宿泊場所もなくてキャンセルとなり、仕事が再開したのは、1週間後くらいでした。

その間、テレビで震源地周辺の地すべり被害を見て、自分の住んでいる洞爺湖周辺が火砕流台地という地形であることをより意識するようになりました。得意分野は鳥などの生物なので、あまり災害の話はしてこなかったのですが、ガイドの仕事を再開したあとは、洞爺湖の地形の特徴や火山災害の話などを話す機会が多くなりました。

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