平成30年北海道胆振東部地震・全道停電
停電で信号止まり、ビクビク運転
噴火の避難用トンネルには明かり
50代 女性 ガイド
地震が起きた午前3時、飛び起きて、飼い犬を抱えて、無意識のうちに玄関の扉を開けていました。テレビをつけて状況を確認していたら停電になったので、“朝起きたら電気がついているだろう”と考え、また寝ました。結局、翌朝も停電の状態が続いてました。
その日は、噴火湾で海外の方を案内するクルーズの予約が1件入っていました。地震で来られないのかなと思っていたけれど、クルーズに出るということで、朝の8時ごろ豊浦に向かって車を走らせました。
停電で信号が全部消えていたので、特に、T字路、十字路では、どう車を走らせたら良いのか、すごくビクビクしながら、走っていました。途中、有珠山の噴火が起きた時に避難路となるトンネルがあるのですが、その中の電気だけはこうこうと輝いてました。おそらく災害対策用の電気がついていたのだと思いますが、鮮明に覚えています。
うちは翌日の朝には電気がつきましたが、洞爺湖温泉も、道路1本挟んで、電気がついた、つかないがありました。すぐそこがついたから、うちもそろそろかなと思っても、なかなかこちらがつかないということは随分あったと聞きました。胆振東部地震を経験して、電気の線の区画があることに、改めて気づかされました。