苦労したペットとの被災生活 「犬も助けて!」

平成30年7月豪雨(平成30年7月)

苦労したペットとの被災生活
「犬も助けて!」

倉敷市 40代 女性

犬を連れて避難したのですが、避難所で困りました。誰かに何か言われたわけではないけれど、ケージに入れていても、いい顔はされないでしょ。だから避難所にペットを入れられない。かといって車の中に何時間も置いておくのはかわいそう。結局、雨の降る中、ペットと避難所の廊下で過ごしました。ペットを連れた方はみんなそうしていましたよ。

みなし仮設住宅を申し込むときは、ペット可の条件を確認して、内見もせずに即決しました。ペット可の物件はすぐになくなるので必死だったのです。なのに、夜8時から朝9時まで犬を吠えさせてはいけない、物音も立ててはいけないと言われて。そんなこと、無理でしょ。ですから、犬はずっと車で生活することになりました。ストレスで栄養失調になって、本当にかわいそうでした。

人間と同じ扱いをしてくれていたら私たちも困りませんでした。同じように食べ物や、落ち着ける場所が与えられたら。だけど私たちのエゴで飼っているわけですから、絶対に言えませんよね。犬も助けてと。

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