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高齢夫婦の安否確認「頼んでない」 負けるもんかと続けた見守り活動で心開く

平成28年熊本地震(平成28年4月)

高齢夫婦の安否確認「頼んでない」
負けるもんかと続けた見守り活動で心開く

熊本市 70代 男性 自治会長

1回目の地震で自宅は半壊。その後、家に妻と娘を残して、安否確認のため地域全戸に声かけを行いました。

地域には、奥さんは寝たきり、旦那さんは両杖ついてやっと歩けるような高齢夫婦がいて、いつも気にしていたので、まずそこへ行きました。すると開口一番、「わしたちは、自治会に対しては助けてくれなんて一言も言っていない」と言われたのです。

地域に民生委員もおりますが、女性二人なのですぐに声かけに向かうのは難しかったのだと思います。帰る前には、「早くボランティアを呼んでくれ」と。

それでも負けるものかと声かけを続けていたら、今では顔をみると向こうから声をかけてくれるようになりました。

障がいや寝たきりって他人に見られたくないものなので、壁を作っているのですね。壁をとっぱらったら、向こうから近づいてくるようになると思うのです。みんながそうではないとは思うけど。

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