平成28年熊本地震(平成28年4月)
出産目前で地震
親戚や友人から集めた物資で産院再開
熊本市 40代 女性
弟のお嫁さんが臨月で、前震の日はいつ生まれてもおかしくない状況でした。それなのにかかっていた産婦人科が、食材の入手が困難で食事の提供ができないためお産はできないということになって。他にどの病院も受け入れてくれませんでした。
その状況を宮崎に住む妹に話したところ、妹の周囲の方が、一週間分くらいの生鮮食品を寄付金で買い込み、ミニバンがパンパンになるくらい食材と物資を詰め込んで、行く先々の通行止めを迂回しながら一日かけてきてくれました。その物資を全部病院に寄付したところ、お産を受け入れられることになり、本震のあった16日に無事出産できたのです。
宮崎からの支援がなかったら、出産は難しかっただろうと思います。