平成28年熊本地震(平成28年4月)
寝る場所は家、車、テント?
子どもが選んでおうちごっこ
熊本市 40代 男性
前震のとき、とりあえず自宅前の公園へ出ました。親の不安が移ったのか子どもたちは興奮状態で、夜10 時なのに非常にテンションが高かった。
そこで、ブルーシートとテント、キャンプ道具等、あのあたりに片付けていたよなと思い出しながら引っ張り出して、テントを張ったのです。おうちごっこをして気持ちが収まればいいし、そこで寝られればいいやと。
本震のあと、子どもたちが家で寝ることをますます怖がったので、寝る場所は下の子が決めることにしました。そろそろ家に戻ってもいいと思ったら家に戻る、テントがよければテント、車の中がよければ車の中、と三タイプ選べるようにしました。
なるべく一週間、子どもと楽しむようにしました。キャンプ道具があって比較的困らない状況だったこともあり、子どもの前で悲壮感を出さずに、前向きに乗り切りました。