熊本県防災センターが完成
熊本県知事公室危機管理防災課
熊本地震及び令和2年7月豪雨等の経験を踏まえた災害対応拠点として、熊本県防災センターを建設し、令和5年5月から運用を開始しました。

熊本県防災センター
熊本地震の際、防災センターが高層階(熊本県庁行政棟新館10階)にあったことや、活動スペースが不十分だったこと等から、新防災センター建設に当たっては、低層階に災害対策本部やオペレーションルーム等の災害対策の主要な指令機能を配置するとともに、国の政府現地対策本部や自衛隊等の応援機関の活動室の新設を行いました。

オペレーションルーム
オペレーションルームは、自衛隊、警察、消防等の活動部隊に加え、電気・ガス等のライフライン事業者を配置するなど、大規模災害時の災害対応スペースはこれまでの3.3倍を確保した他、オペレーションルームと災害対策本部会議室等をモニターで繋ぐことで、リアルタイムで情報共有が可能となり、熊本県内における災害対応の指令拠点のみならず、九州を支える広域防災拠点としての機能強化を図っています。
また、防災センター1階の展示・学習室は、県内各地に点在する震災遺構や拠点を巡る回廊型のフィールドミュージアム「熊本地震記憶の回廊」における中核拠点の1つです。地域防災の担い手育成や、児童・生徒の防災学習の拠点として、展示パネルやプロジェクションマッピング、VR、防災書籍等により、県内で起きた過去の大規模災害での経験から得た教訓や災害対応のノウハウを学ぶことができます。

プロジェクションマッピング
座学やワークショップなどの防災研修を受講することができ、個人から学校や自治会、自主防災組織などの団体まで、来館者の希望に合わせた研修コースをスタッフがご案内します。
【ご利用案内】
開館日時/月~金9:00~17:00
休館日/土日祝日・年末年始(12月29日~1月3日)
入館料/無料
問い合わせ/TEL:096−333−2111
※研修スペースの利用(防災研修受講)を希望する団体は事前申込要。