スマホで5分!簡単訓練!~避難訓練 OnLINE~
大阪府藤井寺市危機管理室
大阪府の南東部に位置する藤井寺市は、市域の北側に1級河川大和川が西流、東側に1級河川石川が北流し、北東部で大和川に合流するため、高い水害リスクを抱えています。
ハザードマップでは、市域の5割以上の区域で浸水が想定されており、災害時の迅速な避難行動が重要となることから、いつでも、どこでも避難に必要な知識を学ぶことができるツールとして、本市のLINE公式アカウント上で、令和4年8月に風水害を想定した訓練「避難訓練OnLINE」を公開しました。
訓練の内容は、大雨の予報を見聞きした時点から避難完了までに必要な知識を時系列順に確認するものです。例えば、警戒レベル1の段階では、気象情報の入手先、ハザードマップ、避難先を順に確認します。確認ができたら次の段階へと順に進んでいき、安全に避難を完了するまでのイメージトレーニングを行います。
特徴としては、LINEのトーク画面上で完結すること、5分程度で簡単に実施できることが挙げられます。LINEアプリがあれば時間や場所を選ばず実施できるため、“地域の訓練に参加できなかった”、“訓練で学んだ内容を再確認したい”などの場合に活用していただけます。また、情報量を最小限とすることで、時間がない方にも短時間で効果的に学んでいただくことができます。
内容検討の際には、他部署の職員からも意見をもらい、状況をイメージしやすいイラスト、簡潔でわかりやすい文章、関西弁を使って親しみやすくするなど、楽しく学べるよう工夫をしました。
また、この訓練で学んだことを実際に生かしてもらうことを目的に、マイ・タイムラインの作成機能を合わせて公開しました。マイ・タイムラインは、風水害が発生するまでに自身がいつ、何をするかをまとめた行動計画です。事前の準備や避難のタイミングなどをまとめておくことで、災害が迫ってきた時に落ち着いて行動することができます。この機能では、LINEのトーク画面上で簡単な質問に答えていくことでマイ・タイムラインを作成でき、LINEの画面上でいつでも確認することができます。
これらの機能とともに防災情報へアクセスする窓口としてLINE上に防災メニューを整備しました。また、令和5年1月には避難訓練OnLINE地震編を公開するなど、LINEを活用した防災の取組を進めております。今後とも様々な手段を用いて市民のみなさまへ防災情報をお届けできるよう努めてまいります。
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「避難訓練OnLINE」の画面23